5月27日8時0分配信 産経新聞
男だって甘いモノが好き、そしてたくさん食べたい。男性である記者(33)も何を隠そうスイーツ大好き。そうカミングアウトする人は多くなってきたが、ついには「だったら作る」派が登場している。 今月17日、東京・南青山のおしゃれなマンションの一室でお菓子教室「アトリエ ボナップ」のレッスンが開かれた。毎月1回、土曜の夕方にある初心者の男性限定コースだ。 この日の生徒は都内の会社員、増山博信さん(40)と伊勢修一さん(35)。慣れない手つきでガトーショコラ作りに挑む2人。悪戦苦闘しながら、教室主宰の松沢まどかさん(35)の手ほどきで、甘い香りの作品が焼き上がった。 増山さんは趣味のスイーツ食べ歩きでは飽きたらず1年前、レッスンに通い出した。「持ち帰った作品が親類の子供に『お菓子屋さんみたいにおいしい』といわれると感激」。伊勢さんも「自分で作ると店で買うよりおいしさが倍増」とすっかり手作りにハマっている。 松沢さんの教室には女性も通う。男性限定コースの設定について、松沢さんは「最近、店でケーキを1人で食べる男性をよく見かける。彼らの中に自分で作りたいというニーズがあると感じ、気後れしないように男性限定にした」と話す。 スイーツ好き男性の存在が知られるようになったのは昨年くらい。コンビニエンスストアの大型スイーツを男性が購入することで発覚した。「知られたからには」と続々とカミングアウト。呼応して、コンビニには男性向けスイーツが並び、昨年6月に「ファミリーマート」が売り出したボリュームあふれるティラミスなどは20、30代に大当たりしたという。ケーキ店に1人で入るのに抵抗がある記者には、ありがたい時代になったものだ。 それにしても作るとは…。食べ歩いたスイーツ店をインターネット上のブログで紹介し、「スイーツ番長」と呼ばれる都内在住の男性(46)は「自分で作りたい好奇心にかられる男性は潜在的に多い。スイーツ教室に進出する男性は今後、増えるはず」と話す。 東京都世田谷区のお菓子教室「ルプティシトロン」(主宰・西山朗子さん)では女性に混ざってお菓子作りに励む男性の姿もみられる。男性会社員(42)は「手作りスイーツは周りの女性にもウケがいい。男前度アップにも一役買ってます」。もう隠す必要はないのだ。 昨年暮れには「甘党だけのひそかな愉しみ 中美恵の男性のための簡単スウィーツ教室」(土屋書店)という男性初心者向けの指南本まで登場。日ごろキッチンとは無縁の記者も早速、「豆腐のチーズケーキ」に挑戦したが、あえなく失敗した。 スイーツ好きを自任していたが、これでは本物とはいえないか。ただ、ハマって、これ以上メタボになるのも心配…。(村上智博) スイーツ番長wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
by mekei610
| 2008-05-27 19:53
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